こんにちは。
なかC(@nakaC_mcz7)です。
連戦続きのJリーグですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
遡ること数日、ミッドウィークに行われた第7節。
我らがジュビロ磐田は今季未勝利と絶不調にあえぐガンバ大阪に勝ち点3をプレゼントするという失態を犯してしまい、15位という降格圏ギリギリに転落。チームは総悲観ムードに包まれました。
攻撃の要、アダイウトンが抜けた穴を埋めきれず、エース川又への依存度が増加。
それらしい攻撃の形を作れずに清水戦、ガンバ戦と内容的にも物足りない試合が続いています。
そんな中で迎えた今節。サガン鳥栖戦。
15位と言う順位である以上、もう負けられません。
重要な一戦を、早速振り返っていきましょう。
前節の振り返りはこちら
J1第8節 ジュビロ磐田vsサガン鳥栖
磐田のホーム、ヤマハスタジアムでの一戦。
スタメンは以下の通りです。
画像:DAZN
磐田はエースの川又が体調不良でまさかの欠場。
その穴を埋めるべく抜擢されたのが、東京五輪世代のエース候補、20歳の小川航基。
リーグ戦はプロ3年目にして初先発。リーグ初ゴールを目指します。
また、シャドーでは松浦、ボランチでは山本康裕、WBでは小川大貴が先発に。
連戦の中で新しい形を模索します。
対するサガン鳥栖は予想フォーメーションでは4-3-1-2でしたが、蓋を開けてみれば3-4-3の布陣。
エースのイバルボが不在の中、小川と同じく東京五輪世代のストライカー、田川を前線に据えて攻撃を作ります。
若手FWが攻撃を引っ張る両チーム、その試合の結果は・・・
磐田が松浦の上げた先制点を守り抜き、3試合ぶりの勝利を収めました!
試合のポイント
僕が考えるこの試合のポイントは、
① ギレルメのフィット
② ストッパーの攻撃意識
③ 神ンスキー
以上の3点です。
ようやく本領を発揮し始めたギレルメ
この試合唯一のゴールは左サイドを駆け上がったギレルメのクロスから生まれました。
ギレルメは出場するたびに良い攻め上がりを見せてくれるのですが、如何せんそのあとのクロスが下手くそで、ゴールに直結するようなシーンを作れずにいました。
上げども上げども味方に合わず。突破力は魅力的なものの、ここまでクロスが酷いとなると、宮崎を使った方がいいのでは・・・と周りが考え始めた中、前節の終盤あたりから改善の兆しが。
そして迎えた今節。何本かクロスを上げて感触を確かめたギレルメは、後半、オーバーラップした新里とのコンビネーションで左サイドを崩すと、今までとは違うグラウンダーのクロスを選択し、見事松浦のゴールをアシストしました。
このクロスについて本人は、
「最近は浮くようなボールのクロスを上げていたが、なかなか上手く行っていなかったし、噛み合う部分と噛み合わない部分があった。変化が必要だと考えて、いつもと違うクロスを上げた」
(引用:サッカーダイジェストWeb)
と語っています。
ようやくか!と言う思いです(笑)
静岡ダービーでのクロスワロス状態からここまで・・・と涙が。
新里との連携も向上し、かなり状態はいいと言えるでしょう。
しかしこれで満足してはいけません。
アダイウトン不在の今、独力で突破が出来るアタッカーはギレルメを置いて他にはいません。
カウンター時の第一の矢としての役割もありますし、ここは何とか調子をキープして、次節以降もバリバリ活躍してもらいたいところです。
攻撃に厚みを出す両ストッパーの攻め上がり
得点シーンではゴールを決めた松浦、アシストしたギレルメを褒め称えたいのは当然として、忘れてはいけないのが、果敢に攻め上がり、ギレルメにパスを通した新里の働きです。
ギレルメが左サイドでボールを持ち上がった際に、後ろから猛烈な勢いで駆け上がってきた新里。彼があそこで上がってこなければ、得点は生まれなかったでしょう。
勇猛果敢に相手ゴール前まで攻め込む逆サイドの高橋に比べると、攻め上がりは少ない印象でしたが、この試合ではペナルティエリア付近まで上がるシーンも多く、かなり攻撃的なポジショニングでした。
逆サイドの高橋はこの試合でも相変わらず圧倒的な攻め上がりを見せており、攻撃に厚みを出すのに一役買ってくれています。
清水戦の振り返りで、「ゴール前に入ってくる人数が足りない」と指摘しましたが、まさかDFの高橋がその頭数に入ってくるとは。流石の一言です。
3バックでやっていく以上、どうしても前の人数が不足しがちになります。
攻撃に厚みを出すためには、ストッパーの攻め上がりが欠かせません。
この試合で新里、高橋の両ストッパーが果敢に攻め上がる姿勢を見せ、得点にも絡んだことは、今後の良い指標になるのではないでしょうか。
相変わらずの神。カミンスキーに万雷の拍手を
そして忘れてはいけないのが、我らが守護神・カミンスキー。
ビッグセーブでピンチから救ってくれました。
後半30分過ぎ、鳥栖FWチョ・ドンゴンが放った決定的なシュート。
カミンスキーの体勢は完全に左に流れていましたが、残していた右足で起死回生のビッグセーブ。しびれました。
このシーン以外にも安定したセーブを見せてくれたカミンスキー。
三浦や志村など、控えにもいいキーパーが揃っている磐田ですが、やはりカミンスキーは別格です。
最後尾に神がいる安心感。攻撃陣が頼りない今、何とか昨季のような守備でチームを支え、「負けないサッカー」をしてもらいたいところです。
次節の見どころ
次節の相手はベガルタ仙台。
現在2位につける非常に波に乗っているチームです。
毎年巻き込まれている残留争いとは無縁とも言っていい今年の仙台は非常に強敵。
西村をはじめとした若手選手が起用に応えている印象です。
磐田は今節勝ったとはいえ、降格圏とは勝ち点差3と油断できない状況です。
この勝利の流れを切らずに、好調仙台にもなんとか競り勝ち、上位進出の足掛かりにしてほしいと思います。
以上、こんなところです。
川又の体調と得点感覚が戻ることを祈って・・・笑
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