こんにちは。
なかC(@nakaC_mcz7)です。
日本代表活動期間前、最後のJ1がありました。
ルヴァンカップを含めると5連戦の締めくくり。
前節初勝利を収めたジュビロが迎えた相手は、リーグ3連勝中のサンフレッチェ広島。
絶好調の相手に、今季初勝利を収めた勢いでどう立ち向かえるかがポイントとなるでしょう。
前節の振り返りはこちら↓
J1第4節 サンフレッチェ広島vsジュビロ磐田
広島のホームEスタで相見えた両雄。
スタメン、布陣は以下のリンク先のとおりです。
リーグ、ルヴァン杯でそれぞれ初勝利を挙げ、調子が上向いてきた磐田。
しかし前節スタメンデビューながら大活躍だった新里と上原がインフルエンザでダウン。
チームの柱、中村俊輔も前日練習で左太腿の肉離れを起こしてしまい戦線離脱。
非常に厳しいチーム状況でこの一戦を迎えました。
フォーメーションは前節と同じ3-4-2-1システム。
3バックの一角には高卒3年目でリーグ初スタメンのU-21日本代表・大南を抜擢。
また俊輔の抜けたシャドーの位置には松本を据え、ボランチは田口と山田のコンビとなりました。
対する広島は昨季までの磐田の主軸、川辺駿が4戦連続のスタメン。
古巣相手に恩返しゴールを狙っています。
上り調子の磐田と絶好調の広島、がっぷり四つで組み合った試合の結果は・・・
スコアレスドロー。
非常にお堅い試合となりました。
試合のポイント:不安点と光明
両チームの堅守が光り、非常に膠着したゲームとなったこの試合。
磐田が勝ちきれなかった原因を分析します。
永遠に続く課題 決定力不足
2節の振り返りの際にも言いましたがやはりこれ。決定力不足。
今季はなかなかこれが深刻です。
この試合のスタッツを見てみましょう。
注目してもらいたいのは磐田の『枠内シュート』の本数。
わずか3本だけです。
これではゴールを奪うのは非常に難しいですよね。
シュートの本数だけ見れば2桁に届いており、問題は無いように思えるのですが、とにかくシュートが枠に飛ばない。打てども打てども宇宙開発。
この状況はいい加減打破しないといけません。
エースの川又は完全にゴール欠乏症に陥っており、最近ではシュートの形に持っていくことすら困難になりつつあります。
去年まではDFを背負った状態でポストプレーを行い味方にボールを落とし、そこから前を向いてパスを呼び込みシュートに持ち込む形が出来ていたのですが、今年はめっきり出来なくなってしまっています。
後ろからのサポートが不足している部分も関係しているとは思いますが、川又がもう少ししっかりゴールに向かって前向きにプレーしないと厳しいのかなぁと思います。
そしてもう1人のエース、アダイウトン。
シュートまで持ち込む力は流石の一言。あの馬力はまさにチームのストロングポイント。
しかし、しかし・・・シュートが全く枠に飛ばない。
もはや病気なのでは?と言うくらい枠外、枠外、宇宙・・・
アダイウトンのシュートが枠にさえ飛べば決定力不足の問題は解決するのではないかと思っています。
そんなアダイウトンですが、試合終了間際に右膝を痛めて負傷交代してしまいました。
攻撃の軸であるだけに、負傷の程度が気になります。軽傷であるといいのですが・・・
長期離脱からの復帰、そして若手の開花
この試合で山本康裕、小川航基の2人が長期離脱から帰ってきました。
2人とも昨季に膝に大怪我を負い、戦線を離脱していましたが、ようやくここで復帰です。
康裕は攻守両面で非常に気の利く動きができるボランチ。広島に移籍した川辺に近い動きができる選手です。
またボランチ以外にもサイドハーフやサイドバックにも対応できるため、選手交代での戦術変更に幅を持たせることが出来ます。
航基は東京五輪世代No1のストライカー。川又が大不調の今、代わりになれる選手です。
川又の調子がこのまま上がらないようであれば、彼をスタメンに抜擢してもいいのではないかと思います。
そしてこの広島戦でJ1デビューを飾ったDFの大南拓磨。
彼はまさに出色の出来。最高のJ1デビューだったのではないでしょうか?
3バックの右で90分間フル出場。
落ち着いた守備、カバーリング。抜かれても諦めず追う姿勢。
ビルドアップの際のボールスキルも平均以上。完全に想像を超えていました。
攻撃面では右サイドを駆け上がり、何度かクロスまで供給。
出来過ぎと言ってもいいでしょう。
CBの5番手と言う状況から一気にレギュラー候補に躍り出ました。
東京五輪を目指すU-21日本代表にも追加召集され、まさに今が旬の選手。
この調子でクラブ、代表ともにスタメンの座を勝ち取ってもらいたいですね!
第4節 他の試合をざっくり振り返る
清水vs仙台
昨季までなら残留争いというこのカードも今季は2勝1分け同士の無敗対決。どういうことなの。
金子の先制点はスーパー過ぎた。彼は今季一皮剥けそうですね。
清水はファンソッコとクリスランの加入、そして河井の復帰が大きかったのかなと言う印象。
いつまでこの調子が続くのかは分かりませんが、前半戦は台風の目になるかも。
仙台も手堅い。大崩れはなかなかしないのかもしれませんね。
名古屋vs川崎
いわゆる風間サッカーダービー。
非常に面白い攻撃サッカー同士の殴り合いは、より練度の高い川崎に軍配。
一発で試合を決められる大久保はやはり化け物。ファーストタッチでゴールはただただ凄い。
名古屋は川崎に比べるとまだまだなのかなと。とは言え伸びしろは無限大。高校2年生が2人出ているって異常だろこれ・・・
次節の見どころ
今週から来週にかけては代表ウィークのため、Jリーグはしばらく中断期間に入ります。
再開は3/30(金)から。
中断明けの磐田の相手はアジア王者、浦和レッズ。
浦和は今季未勝利と苦戦が続いています。
しかし日本代表には選手を3人も送り出しており、実力は間違いありません。
この中断期間に立て直し、4月からの連戦に向けて調子を上げてくると見ていいでしょう。
出来れば本調子になるのはもう少し後にしてもらいたいですね・・・笑
今回はこんなところです。
今週は日本代表を全力で応援しましょう!!
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