問題です。
学問の神様と言えば?
そう、菅原道真ですね。
太宰府天満宮に祭られている、あの菅原道真です。
そんな菅原道真がショタだったら?
そんな作品がこちら。
『応天の門』
本のタイトルだけでピンと来たあなたは日本史マニアですね。
大丈夫、まだ変は起きていません(笑)
どんなマンガか?
この漫画、平安クライムサスペンスと評されるマニアックなジャンル。
1巻の表紙のショタな方が菅原道真です。
あの学問の神様が!少年て!!
この設定の時点でもう脱帽です。作者天才かよ。
そして後ろでほほ笑むナイスガイが、平安のヤ〇チン、在原業平です。
在原業平と言えばあの光源氏のモデルになったともいわれる歩くチンポ。
「ショタにヤリチンおじさんて、お前、これ腐向けかよ・・・」
いえいえ、大丈夫!男色描写はありません!
在原業平はちゃんと史実通りいろんな女性のもとに足繁く通っています。
そんな幼少期の学問の神様とヤ〇チンおじさんがタッグを組み、平安の都で次々と起こる怪事件を解決してくという非常にニッチで歴史好きの心をくすぐる名作がこの『応天の門』なのです!
凄くないですか?
戦国時代や幕末、最近流行りの応仁の乱なんかを題材にするならわかりますが、あえての平安時代。
刀や槍なんてほとんど出てこない、貴族同士の権力争いがメインのこの時代をチョイスした作者は本当に目の付け所がシャープです。
マイナーではありますが史実ベースなので、普通に日本史の勉強にもなります。
道真と業平は色々な事件を解決していく中で、当時の権力の中心にいた藤原北家や他の貴族たちと関わっていくことになります。
もうね、藤原北家の面々の描きっぷりがすごい!
他の貴族たちとのドロドロした関係の描き方も素晴らしい!
平安時代と藤原氏が大好きな僕にとってはドストライクなところ。
本当に作者を褒め称えたい。
まとめ:作者は天才
- 学問の神様を少年として描く切り口
- 普通の歴史モノとは一線を画すマイナーなテーマ
この2点に完全にやられていまいました。
日本史の予備知識があるとより楽しめます。
が、逆に言うと先が何となく読めてしまう部分もあるので、まったく日本史を知らない人が読んだ方が純粋に楽しめるかもしれませんw
普通にマンガとしてキャラもストーリーも面白いですからね。
日本史好き、平安時代好きな人はもちろん、マンガ好きの人にもお勧めできる良作です!
ぜひ、道真と業平の活躍を読んでみてください!
最新巻は8巻です↓